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報告書

Analysis of Time-of-Flight Experiment on Lithium-Oxide Assemblies by a Two-Dimensional Transport Code DOT3.5

大山 幸夫; 山口 誠哉; 前川 洋

JAERI-M 85-031, 38 Pages, 1985/03

JAERI-M-85-031.pdf:0.7MB

酸化リチウム平板体系からの漏洩中性子スペクトルを中性子飛行時間(TOF)法によって測定した実験についての計算解析をおこなった。モデル化による計算の不確さを調べ、それが1~2%程度であると評価した。計算はENDEF/B-IV核データファイルを使い2次元輸送計算コードDOT3.5によって行った。エネルギ積分したスペクトルの計算値と実験値の比(C/E)をとり、その傾向が体系の厚みと中性子の漏洩する角度に系統的に依存していることが明らかとなった。その不一致は最大40%であった。また、$$^{7}$$Li(n,n't)$$^{4}$$He反応の新しい評価値を採用した時の影響も調べた。この種の比較は系統的評価に有用であることを示し、その結果から、2次中性子の角度分布は計算ではうまく再現できず、微分断面積の精度に問題のあることが示唆された。

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